Ａ社は残念ながら筆記試験で落ちた。

一週間の勉強だから当然の結果かもしれない。

私としてはそれなりの手応えだったのだが。



Ｂ社は、退職金制度が一切ないことがわかった。

退職金がなくても給料が高いならいいが、給料も低い。

果たしてやりがいだけでいいのだろうか。



先週までは選択肢が3つあったのに、今ではＣ社しかない。

まだＣ社に転職する決心がつかない。

Ｃ社に限らず転職する決心がつかない。

あれほど今の職場から脱出したいと思っていたというのに、いざ転職となると躊躇する。

転職しても何も満たされないのでは？と思うところがある。



最近、私の中に棲む仏性というものをよく考える。

私は天から魂を預っていて、この魂を受け取ったときより良くして天に返す。

そもそも私という存在は初めからなく、ただこの肉体に魂が入り込んでいるだけ。

きっと神は綺麗な魂を創りたいのだろう。

魂を磨き上げるために、人間の肉体に魂を宿らせて成長させる。

未熟な魂ゆえ、模範となる魂が一緒についてくる。

その模範となる魂が監督となり、半人前の魂を鍛えるイメージ。

この模範である魂もまた更に上位の魂となるため、また誰かの肉体に宿り磨かれる。

小学校で上級生となっても中学生になれば後輩であり、社会人になっても部下からスタートというイメージ。

この模範となる魂というのが、私の中に棲む仏性。



私はここ数年、この仏性の言葉により悩み苦しんでいる。

これはまさしく魂を磨く試練なのだろう。

転職することが魂を磨くことになるのだろうか。

こうして悩み続けているほうが人間らしく、この悩みを研磨剤として魂が磨かれていくような気もする。