どうやら一カ月以上ブログを放置していたようだ。



２年間以上、同じ心療内科に通院して変化が見られないので、他の先生に診てもらうことを考えた。

今の先生が悪いとは思わない。

ただ他の診断も参考にしたい。



ハローワーク経由でキャリア・カウンセラーと臨床心理士に相談した。

どちらも無料。

同じ日に一度に相談を行ったのだが、対極的な内容だった。

キャリア・カウンセラーの方は私を後押しする感じで、臨床心理士は否定する感じだった。

人によって言うことが違うから、こちらとしては困惑してしまう。



カウンセリングを受けて、カウンセリングについて思うところがあるので書いてみよう。

カウンセリングが流行らないのは、効果が感じられないからだ。

効果があるにしても長期的に通わないといけないため、続かない。

カウンセリングを訪れる人は既に疲れ果てていて、縋る思いでカウンセリングを依頼する。

でも、速効性はない。

効果が感じられないものにお金を払う気にはなれない。

カウンセリングだけでは儲からないので、カウンセラーの質が向上しない。

カウンセリングでお金をもうらうだけの技術がない。

資格の認定機関が乱立していて、曖昧な部分が多すぎる。

人体の構造以上に心理は複雑なのだというのに、それを学問で分析し判断するというのは危険だ。

哲学が自己を高めるものであって他人に向けるものではないように、心理学も他人に使うべきものではないのだと思う。



私の認知機能に問題があるから、異常なまでのストレスに苦しむということがだんだんわかってきた。

職場など外的環境に問題があるのではなく、私の感じ方に問題があるということ。

過敏すぎる神経なので、他の人以上に反応しすぎのところがある。

今のままでは、転職したところで何も変わらないと思っている。

自分を変えなきゃ何も変わらない。



この前、他の病院に行ったら認知療法を勧められた。

認知療法はストレスの原因は出来事そのものではなく、出来事の受け止め方によるという考え。

部長に昇格という出来事があったとしても人によって受け止め方は違う。

昇進できたことを嬉しく思う人もいれば、責任感で苦しむ人もいる。



ある出来事に対して、ふと抱く思いを自動思考といい、自動思考はスキーマとよばれる習慣の影響を受ける。

私の場合、反射的にマイナス感情になることが多すぎる。

これはスキーマが否定的だからのようだ。

異常なスキーマを修正していくことが、認知療法が目指すところだが、無理だなあと思う。

思い当るところ、3歳くらい時から既に私の中には否定的なスキーマが形成されていた。

自分でもわからない、しみついてしまっている思考を修正するのは困難だ。



このスキーマこそが性格とか個性のように思えるが、医学でいうと脳の問題らしい。

どうも学術というのは説明できないことを嫌うせいか、なんでも学術で説明できるように当てはめてしまうことが多いように思える。

私のスキーマであっても楽に生きられれば一番いいのだが。

認知療法がその人のスキーマを貶しているわけではなく、そのスキーマが原因であなたは苦しんでいるのですと教えてくれているのだが、

どうも損な性格に思えてしまう。

無駄に疲れ、無駄に傷つく思考習慣。